霧島酒造(宮崎・都城、江夏順行社長)は7月8日、本格芋焼酎〈KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)〉(アルコール度数25%)の販売を全国に拡大する。
23年2月から首都圏で先行販売していた中、原料である自社育種のさつまいも「霧島8(キリシマエイト)」の収穫量も安定したことから販売エリアの拡大を決定。これまでの490ml瓶(希望税込小売価格1155円)に加え、新たに900ml瓶(同1474円)もラインナップした。
〈KIRISHIMA No.8〉は「これまでにない焼酎をつくりたい」(同社)との想いで開発した製品。マスカットやみかんを思わせるみずみずしいしい果実感が売りだ。先行発売当時は冷蔵庫などで冷やした〈KIRISHIMA No.8〉と炭酸水を1対2の割合でシャンパングラスに注ぐことで華やかな香りが一層楽しめる飲み方をおすすめとしていた中、今回の全国販売に合わせて氷を入れたグラスに〈KIRISHIMA No.8〉と炭酸を注ぐ飲み方もおすすめとし、より多くのユーザー獲得を図る。
同社では全国展開に合わせて、テレビCMの放映や消費者体験イベントなどさまざまなプロモーションを展開する方針。既存の焼酎ユーザーからこれまで焼酎に馴染みのなかった消費者まで、より幅広い層に訴求する。飲食店はイタリアンなどの洋食業態から居酒屋まで幅広い業態での利用を見込む。