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2021年の忘年会に求めるものは「少人数・感染対策に配慮した開催場所・個食」【日本フードデリバリー調べ】

2021年10月26日 9:10 am

 法人・団体向けのフードデリバリーサービス「くるめし弁当」「シェフコレ」を運営する日本フードデリバリー(東京都渋谷区、石川 聡社長)は10月6~12日、全国20歳以上の「くるめし弁当」会員男女692人を対象にアンケートを実施。2020年の忘年会、及び2021年の忘年会に対する意識調査を行った。

  2020年の忘年会について、全体の8割が「開催されなかった」と回答し、「参加した」と答えた人が1割、「参加しなかった」と答えた人が1割だった。

 忘年会に「参加しなかった」と回答した人に、参加しなかった忘年会が開催された場所を尋ねたところ、過半数の人が「飲食店」(60.0%)と回答した。参加しなかった理由としては、「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」が9割近くを占めた。

 2021年、対面での忘年会が開催された場合、「参加したい」と答えた人が43.5%、「未定」と答えた人が40.3%、「参加したくない」と答えた人が16.2%だった。

「参加したい」と回答した人にその理由を尋ねたところ、7割近くの人が「職場、身近な人と1年の労をねぎらいたいから」と回答。一方、「参加したくない」と答えた多くの人が「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」(61.6%)と回答している。

 対面での忘年会への参加に「未定」と答えた人に対して、どのような条件の忘年会であれば参加したいか尋ねたところ、「少人数であれば参加したい」(63.4%)が最も多く、「開催場所に応じて参加したい」(42.3%)、「お弁当など、個食の食事会であれば参加したい」(40.9%)、2つの条件が後に続く結果となった。

 参加したい忘年会の条件として「少人数であれば参加したい」を選択した人を対象に、求める開催人数について尋ねたところ、自分を含め「3~4人」と回答した人が全体の約7割を占める結果となった。

 続いて「5~6人」(27.1%)と回答した人が多く、97.2%の人が望ましい忘年会の開催人数は、自分含め6人以下と考えていることが判明した。

 参加したい忘年会の条件として「開催場所に応じて参加したい」を選択した人を対象に、望ましい開催場所について尋ねたところ「飲食店」(54.2%)が最も多く、「オフィス」(29.7%)、「レンタルスペース」(23.7%)と続いた。

 自由解答欄には「換気を行っている」、「人数に対して余裕のあるスペース」など、感染症対策を行っていることが重要だとする回答が多く寄せられた。

 参加者が安心して参加できる忘年会にするためには、「4人程度の少人数、感染症対策に配慮した場所・個食」を意識することが重要となりそうだ。