ソフトリンクやお酒、シロップなどで紙パック製の商品が多い中、サントリーマーケティング＆コマースが飲食店にヒヤリングしたところ、お客さんが「ドリンク注文後に待たされる」「味の安定しないドリンクが提供されている」ことに不満を感じていることがわかった。
一方、従業員からも「紙パック飲料は注ぎづらくこぼれやすい」「重い紙パックの上げ下げがストレス」「目分量になりがちで正確な原価計算ができていない」「衛生管理上、従業員が容器に触れる機会を減らしたい」などの意見が寄せられたことから、同社は従業員とお客さんの双方の満足度を高める商品を開発。それが、コックを引き倒すだけで定量分を抽出でき、スピーディーにドリンクを作れる「オリジナルワンショットメジャー 紙パック用」（https://www.inshokuten-youhin.jp/shopdetail/000000007584）だ。
同社が運営する飲食店備品通販サイト「飲食店用品.jp」で４月12日に発売した同製品は、注ぎ口（開栓キャップ）が付いている屋根型形状の日本製紙パックに対応しており、２Ｌ容量（底面寸法85ｍｍ角）までのシロップ・焼酎・清酒・ワイン・梅酒・ウイスキーなどで利用できる（※液質によって使えないものもあり）。
注ぎ口にパイプを取りつけ、棚などにカンタンに取り付けられるクランプ付きスタンドに紙パックを逆さまに設置するだけで利用できる。取りつけ後は、コックを手前に引き倒すだけで定量分（30・45・60・90mlの４種類から選択）を抽出できるので、誰でも簡単・スピーディーに正確な量のドリンクや料理を提供できる。
また、ドリンクを作る際の接触頻度を低減でき、簡単に分解できるので使用後に丸洗いすることで衛生面でも従来より安心できる。
販売価格は、30ml用と45ml用が1万3750円(税込)、60ml用と90ml用が1万4850円。
