日清オイリオグループは4月1日、業務用製品として〈日清 キャノーラ&こめ油〉4kgピローを発売する。
〈日清 キャノーラ&こめ油〉はキャノーラ油に2種のこめ油を30%配合したブレンド油で、こめ油特有の甘みや旨み、コクが付与される。
こめ油は経時により酸化しやすいという特徴があるが、同社独自の製法により〈日清キャノーラ油〉とほぼ同等の酸価上昇に抑えたため、フライ適性もあるという。
先日開催された、同社製品を紹介する「春のプレゼンテーション」では、鶏の半身揚げを〈日清 キャノーラ&こめ油〉で揚げるメニューを提案。
鶏の半身を先にスチーム処理することで油調時間が3分と短くなり、香りや味がよく見た目も豪華で単価アップになると説明する。
こめ油は、米の外側の玄米層から抽出される食用植物油。玄米100kgから1kgしか採取できず、米ぬかや米胚芽由来の栄養成分を含む。クセがなく風味がよいため、料亭などでは以前から広く使われてきた。
風味がよくビタミンEなどの栄養素が気軽に摂取できるといった健康感から、近年は家庭用市場が急拡大していることを背景に、業務用としてコストパフォーマンスも考慮した製品に仕上げたという。