ケンコーマヨネーズは2月1日、「見つめなおす、和食のちから」をテーマに、野菜のうまみを生かした植物性原料を中心とした冷凍和惣菜の新ブランド「WABI-DELI(わびでり)」を立ち上げ、〈WABI-DELI 花がんもの含め煮〉450g×12と、〈同 ひじきと打ち豆の煮物〉同の2品を発売した。
同社はこれまでチルドで和惣菜を展開してきたが、アジア圏を中心とした海外輸出も視野に入れた冷凍の和惣菜を展開するため、日本各地の気候や風土に合わせた食材や食文化をコンセプトとした「WABI-DELI」を立ち上げた。今回発売した2品は、こんぶ出汁を使用するなど植物性原料のみで仕上げた。流水または冷蔵庫で解凍後に皿に盛りつけるだけで1品仕上がるので、人手不足に対応する製品としても訴求する。
〈花がんもの含め煮〉は、福井県で親しまれれている「がんもどぎ」から花の形をした「花がんも」を採用し、しいたけとにんじんを合わせてこんぶ出汁などで煮込んだもの。噛んだ時に口いっぱいに出汁が溢れ出す点を売りとする。〈ひじきと打ち豆の煮物〉は、北陸や東北、滋賀県で保存食として重宝されている「打ち豆」とにんじん、油揚げ、たけのこを具材とした彩り豊かなひじきの煮物で、優しい味わいを特徴とする。同社は今後も同ブランドのラインアップを拡充し、和食の魅力を世界に発信していくとしている。