日本ハムは４月１日、業務用新商品として動物性食材不使用の〈プラントベースまぐろ〉を発売する。
同商品は冷凍の柵状で、こんにゃく粉・食物繊維・酵母鉄などを使用し、独自加工技術によりこんにゃくの食感や風味をできる限り軽減し、まぐろのなめらかさやしっとりした食感を再現した。「本まぐろ品質を目指した」（同社）という。
自然解凍してカットするだけでまぐろ風の刺身が完成し、魚が苦手な人でも食べられるという。「ブロック状にカットすればポキ丼にも使える」ので、幅広い業態で使えそうだ。
価格は「通常のまぐろよりもリーズナブル」で、「飲食店の食材としてさまざまに活用してほしい」と述べる。
〈プラントベースまぐろ〉の調理例
同社は大豆ミートの代替魚肉商品「ナチュミート」ブランドを展開しているが、「プラントベースフードは、海外では一定数のニーズがある一方で日本ではマーケットが小さい。特に家庭用では子供のいる世帯で購買力が弱く苦戦している」（同社）と分析。
「一方で外食では外資も多く展開が広がることを期待し、ヒットするプラントベースフードメニューの提案と並行して技術開発とマーケティングを行い、ユーザーに支持される商品の提供を継続して取り組んでいく」とした。
