飲食店向けDXサービスを提供するトレタは1月9日、飲食店向け予約/顧客台帳サービス〈トレタ予約台帳〉のオプション機能に〈トレタ キャンセルプロテクション〉を追加した。
〈トレタ キャンセルプロテクション(以下、本機能)〉は、飲食店の予約時に、顧客が予約フォームにクレジットカード情報を登録することで、キャンセルや予約変更が発生した場合に、キャンセルポリシーに従って、飲食店がキャンセル料の徴収をできる機能。
本機能により、飲食店にとっては直前キャンセルやノーショー(無断キャンセル)による損失をなくし、キャンセル料徴収の手間が省ける一方、予約した顧客にとってもスムーズにキャンセル料の支払いが完了する。
本機能は、デポジット(事前預かり金)とは異なり、事前に決済は行わずに与信枠を確保するだけの機能にフォーカスしており、決済を行うのは、あくまでも無断キャンセルなどが発生した顧客だけが対象となる。
これにより、予約通り来店した顧客の会計は、これまで同様に店内での支払いが可能なため、現場の会計オペレーションを混乱させずに導入できるという。
本機能では、自店の公式サイトやSNSなどに予約ページのURLを貼り付けることも可能で、トレタ予約台帳とリアルタイムで連動しているため、24時間・365日予約できるオンライン予約の利便性を提供しながら、同時にノーショーのリスクを解消することができ、日にちや時間帯ごとに本機能の設定を分けることも可能なため、店の事情に合わせたきめ細かい運用ができる。
また、従来より提供している〈トレタかんたんウェブ予約〉との併用も可能で、例えば常連客にはクレジットカード情報の登録の手間がない〈トレタかんたんウェブ予約〉を案内し、新規客や一定金額以上のコースメニューを予約した顧客には本機能の予約フォームを案内してキャンセルによるリスク軽減を図るといった個別の対応もできるという。
〈トレタキャンセルプロテクション〉は申し込みから1週間程度で利用開始となり、初期費用・月額費用の負担はない。なお、キャンセル料の請求金額に対して3.6%の決済手数料が発生する。
なお同社は、2023年6月にキャンセル料請求・回収業務ツール〈Payn(ペイン)〉の提供を開始している。
複数のサービスにより飲食店のニーズに合わせた選択肢を用意し、飲食店に大きなダメージを与える直前キャンセルやノーショーの軽減を図り、飲食店経営の生産性向上への貢献を目指す。
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