USEN-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるUSENは11月20日、音と映像が一体化した来店客参加型エンタメサービスを備える新たな店舗向け総合演出ソリューション〈USEN MUSIC Entertainment〉を発売した。
〈USEN MUSIC Entertainment〉は、①USEN MUSIC(BGM)②来店客がリクエストできるミュージックビデオ③BGV(バックグラウンドビデオ)④サイネージ⑤TV(地上波/BS)⑥ビンゴ⑦カラオケ──などの機能を兼ね備えたサービス。本体は43インチTVモニターで、金額は初期費用 5万5000円、月額料金 1万2628円~。
ミュージックビデオ機能は、レコチョクが提供する公式ミュージックビデオ観放題サービス〈RecTV(レックティービー)〉と提携し、アーティストの公式映像を視聴可能にした。
来店客がQRコードを読み取る(アプリ不要)だけで、約10万曲以上から流したいミュージックビデオを簡単にリクエストでき、それに対して他の来店客がコメントや「いいね!」などのアクションを起こすことができる。これにより、来店客同士のコミュニケーション・共感を生む参加型の店内演出が実現できるという。
導入店舗では「来店客同士のコミュニケーションツールにもなるという点で、幅広く奥行きのあるサービスだと感じた。スマホを使ったSNS的な発想で、店内の客同士がつながるとか、お店からのメッセージをテレビに流せるなtv色々な使い方ができる」と好評のようだ。
ビンゴは二次会や貸し切りパーティの定番ゲームとして人気で、雰囲気に合わせて選択できる背景や効果音のバリエーションを用意した。今後も宴会を盛り上げるゲームを随時追加する予定だ。
カラオケはJOYSOUNDカラオケアプリをスマートテレビに搭載し、周辺機器の専用アンプやスピーカー、選曲用リモコンタブレット、ワイヤレスマイクも用意する。
これらの機能により、例えばファミリー層が多い週末は子どもと一緒に楽しめる映像と音楽を流したり、客同士のコミュニケーションツールや二次会用にビンゴゲームを活用したりするなど、客層の変わる曜日や時間帯、来店目的に合わせた店内演出を手軽に提供でき、顧客満足度を高めて再来店率アップにつなげられるという。
また、ランチタイムはBGMや映像を切り替える、開店前に自動で電源を入れて映像を流す、閉店後に自動で音楽を停止する──といった、BGMと映像を自由に組み合わせてのプログラム編成も可能。
編成はパソコン上で行うため店外からでも設定でき、一度設定してしまえば自動で切り替わるので、従業員の手を煩わせずに空間演出ができる。