ぐるなびは農林水産省の「令和５年度全国ジビエプロモーション事業（ジビエフェア開催事業）」の事業実施主体として、農作物への鳥獣被害対策として捕獲した国産野生鳥獣（以下ジビエ）を地域資源として利用することで、ジビエの認知拡大と消費推進を目的とする「全国ジビエフェア2023」を11月１日から2024年２月29日まで開催する。同フェアは今回で６回目となる。
フェアでは、全国のジビエメニューを提供する飲食店・ホテルなどを特設サイト（https://www.gibier-fair.jp/osoto-de-jibikatsu/）で紹介する。サイトではエリア・料理のジャンル・獣種などからジビエ料理を提供する飲食店が検索可能だ。
またインスタグラムアカウント「全国ジビエフェア（@gibier_fair）」にて参加する飲食店の情報を中心に紹介する。10月26日時点で約1054店の飲食店などが参加しており、24年２月末まで募集を行う。参加した飲食店には特設サイトへの無料掲載やジビエ食材のサンプル提供といった特典がある。
「全国ジビエフェア2023」特設サイト
また今回初の試みとして、「新しいジビエの食べ方」を提案することを目的に、ぐるなびのビッグデータや会員へのアンケート調査をもとに予測・選定した、今後流行しそうなジビエ料理「トレンドジビエ」を発表した。
「トレンドジビエ」には、ポトフ、グラタン、鍋など体を温める料理に使用されている肉をジビエに代えてアレンジした「温活ジビエ」、プルコギ、ビビンパ、韓国風焼肉などの韓国の料理を、ジビエを使用してアレンジした「韓流ジビエ」、屋外で気軽に楽しめることで注目を浴びているワンハンドのグルメにジビエをプラスした「ワンハンドジビエ」の３つを挙げた。
「温活ジビエ」の一例のポトフ
この取り組みを通じて食のトレンドに適合したジビエの価値を創出することで、ブームではなく文化として食生活にジビエが加わることを目指すという。
