外食関連企業にとってフードロス対策が重要になる中、新たに卸と飲食店を直接つなぎ、廃棄食材を減らすマッチングサービスが宮城県仙台市で始動する。
飲食事業などを手掛けるBTM(宮城・仙台、伊藤剛社長)は、仙台市内の卸売業者の食品ロスと同市内飲食店の仕入れコストを削減するマッチングプラットフォーム「Refoood museum(リ・フードミュージアム)」(https://www.refoood.com/)を7月1日にリリースする。
「Refoood museum」は、売り手である卸売業者が、廃棄予定の食品を販売することで、廃棄コストを減らし利益を創出できるとともに、買い手の飲食店にとっても、廃棄予定の安価な食品を仕入れることで、仕入れコスト削減を図れるサービス。飲食店が食品を購入した際には、その金額の2%を同サービス内で使用できるポイントとして還元する。
同サイト内に、肉、魚介、野菜、卵・乳製品、加工食品、パスタ・麺類、飲料、お菓子・デザート、調味料、高級食材、その他の12カテゴリーを用意。パソコンまたはスマートフォンで出品・注文でき、出品数は無制限としている。配送代行サービスも提供しているが、配送可能か店頭取引かの確認や、配送料については出品者に問い合わせて決める。
また、サービス内に「寄付ボタン」を設置し、子供食堂や施設に食品を寄付するフードバンク活動に協力できるようにした。
当面は仙台市内のみの卸業者と飲食店を対象とし、その後、宮城県内に拡大。3年後に全国でサービス提供する計画で進めるという。利用料金は下記のプランを用意。
■売り手(卸業者)の料金プラン
プラン名 | 事業形態 | 月額基本料金 | 販売手数料 |
シングル (常時10アイテム掲載) | 個人事業主 | 5,000円 | 10% |
ホワイト (常時10アイテム掲載) | 法人 | 10,000円 | 15% |
シルバー | 法人 | 30,000円 | 10% |
ゴールド | 法人 | 50,000円 | 7% |
プラチナ | 法人 | 70,000円 | 5% |
■買い手(店舗)の料金プラン
プラン | 店舗規模 | 月額基本料金 | ポイント還元 |
ライト | 30席未満 | 3,000円 | 2% |
ミドル | 30席~80席未満 | 6,000円 | |
プロ | 80席以上 | 9,000円 |