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外食での節約は頻度減らす傾向に【ロイヤリティマーケティング調べ】

2023年10月11日 10:05 am

 共通ポイントサービス〈Ponta(ポンタ)〉を運営するロイヤリティマーケティング(東京・恵比寿、長谷川剛社長)が実施した「外食の節約に関する調査」によると、物価高により外食への「節約意識が高まった」は半数以上に達し、1回当たりの費用を変えず、頻度を少なくすることで節約している傾向が示された

外食における節約意識の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

 外食における節約意識について、物価上昇前と比べて「高まった」は53%だった。同居家族別で「節約意識が高まった」と回答した割合を見ると、「夫婦と未婚の子のみ世帯」が58%と最も多く、次いで「ひとり親と未婚の子のみ世帯」(56%)となり、子どもがいる世帯は他の世帯よりも節約意識が高まっている傾向が見られた。

外食費の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

 外食費については、半数近い47%が「外食費が減った」と回答。外食の頻度と1回当たりの費用について、頻度が「減った」は52%、「変わらない」は43%だったのに対し、1回当たりの費用では「減った」は33%「変わらない」は54%という結果だった。これにより、外食の1回当たりの費用を変えずに、頻度を減らすことで節約している様子が見られた。

外食頻度の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

 また、同居家族別で見ると、「三世帯」において、外食費・頻度・1回当たりの費用のそれぞれで「減った」の割合が他の世帯よりも多くなっており、外食を節約している傾向が見られた。

外食1回あたりの費用(単価)の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

 同調査は、「Pontaリサーチ」会員のうち20~79歳の1200人を対象に、7月20~28日にインターネットで実施された。