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ラーメンやドリンクをこぼさず運ぶ! UBTECH社製配膳ロボットの販売開始【Senxeed Robotics】

2023年9月12日 2:04 pm

 さまざまな業務用ロボット導入のコンサルティングなどを手掛けるSenxeed Robotics(センシードロボティクス/東京・白金高輪、田口大悟社長)は、ラーメンなどの汁物やドリンクなどをこぼさず運ぶUBTECH(中国・深せん)の配膳ロボット〈CADEBOT(ケイドボット)〉の販売を始めた。UBTECH社製配膳ロボットを取り扱うのは日本初となる。

 同ロボットは、制振性に優れた特殊な振動防止ホイールにより、走行時のスムーズな移動を実現させ、汁物メニューやドリンクをこぼれにくくした点を特徴とする。

 また、本体中心部の大型ディスプレイで広告動画やメニュー画像を表示でき、上部ディスプレイの顔のデザインや音声なども選べる。音声認識機能も搭載しているので、会話によるロボットへの指示も可能となっている。

 トレーは4層で各トレーの耐荷重量は各10㎏。トレー上の食器の有無をセンサーが自動認識して次の行動に移り、障害物を検知すると自動で回避する。マッピングは店内を走らせるだけで登録され、65cm幅以上の通路で走行できる。

 9月8日から、福岡のワイエスフード(福岡・香春町、小川光久社長)が運営する「九州筑豊ラーメン 山小屋 創業店」(福岡・香春町)で導入。同社は実証してから、他の店舗への展開を目指すとしている。

 4時間の充電で約6時間稼働。防塵カバーやワインスタンド、下げ膳ボックスなどのオプションも用意している。価格はオープン価格で、他社配膳ロボット製品よりは導入コストは抑えられているとしており、目安の購入価格は120〜130万円ほどとなっている。