外食企業向けに集客やコスト削減のコンサルティング事業などを手掛けるエス・シー・テクノロジー（東京・馬喰町、池谷忍社長）は、40以上のフードデリバリーブランドを展開するTGAL（東京・神田、河野恭寛社長）と業務提携し、ラーメンに特化した飲食店の開業・運営支援サービス〈ラーメンクエスト〉の販売を始めた。
フードデリバリーのノウハウを持つTGALと、店舗型ビジネス向けに全都道府県へ営業販路を持つエス・シー・テクノロジーが、両社の強みを活かすために協業。TGALは提携ラーメン店のさらなる拡大を図り、エス・シー・テクノロジーは導入店舗拡大による成長を目指す。
〈ラーメンクエスト〉は、TGALが提供するグルメサイトで人気のラーメン店メニューを自分の店舗で提供できるライセンスサービス。「わっしょい」や「なんでんかんでん」「麺屋 庄太」などのブランドから３つを選択し、冷凍包装されたスープや麺を再加熱するだけで提供できるため、人気店のラーメンを簡単に店のメニューに追加できるようにした。デリバリーでは利用できないイートイン専用サービスで、ブランドも自由に入れ替えできる。
利用料金は、加盟金20万円、研修費５万円、月額料２万2000円となっており、売上に対するロイヤリティーはかからず、販売価格の変更も相談でき、オリジナルメニューも提供できる。エス・シー・テクノロジーは、「初期投資リスクを抑えた上で、新規顧客層の獲得や回転率向上などの多くのメリットを獲得できる。また、一般的なフランチャイズ加盟と比較して販売価格や提供できるメニューの自由度が高く、利益単価をコントロールしやすいことも大きな魅力の１つ」としている。居酒屋などのランチでの導入のほか、温浴施設やビジネスホテルなどもターゲットとして展開していく。
