味の素は８月７日、外食・中食のフードサービス業界の人手不足解消や生産性改善に向けた新しいソリューションを共創するため、調理ロボットの開発・販売などを手掛けるTechMagicと資本業務提携したことを発表した。
味の素・正井義照執行役専務（左）とTechMagic・白木裕士代表取締役社長
両社は2021年10月に協業を開始し、味の素は独自の「おいしさ設計技術」を活用した調味料やアプリケーションの提供を通じて、高度な調理品質が求められるフードサービス向け「炒め調理ロボット」の開発を支援。今年６月に完成した同ロボットは「大阪王将」などで導入されている。
《大阪王将》などで導入されている「炒め調理ロボット」
今回の資本業務提携について味の素は、「両社の取り組みの深化・拡大を図り、『おいしさ設計技術』に基づく調味料やアプリケーションの開発を加速し、調理品質の向上・調理時間の短縮・小型化を実現する調理ロボットの進化を支え、フードサービス業界におけるイノベーションを実現する」としている。TechMagicは６月にキユーピーとも資本業務提携を締結している。
