オーダースーツやユニフォームアパレルなどを手がけるマフィリィズ(東京・代官山、松井孝浩社長)は2023年4月より、同社が運営するユニフォームブランド「UNFORM(アンフォーム)」の法人向けサービスを本格的に開始した。
「UNFORM」はBtoC向けのブランドとして誕生し、働く人のワードローブやユニフォームとして提案をしていた。SOLOTEX(ソロテックス)という高機能繊維を使用しており、ソフト感や形状記憶性、ストレッチ性や発色性などに優れており、好評を博している。
また同社はオーダーメイドスーツも手掛けており、それを注文する飲食店経営者などから店舗で使えるユニフォームの需要もあった。そこで同社は、「ユニフォームでブランディングを」をコンセプトに、「UNFORM」の法人向けサービスを開始したという。
法人価格の適用は、従業員数の大小にかかわらず、「UNFORM」をユニフォームとして導入したい企業や店舗全てを対象とする。5枚以上の購入から法人価格(割引価格)が適用される。1枚からも購入可能。法人価格はオーダー枚数によって変わるため、問い合わせを。
カスタマイズも1アイテム30枚から製作可能。生地やカラー変更、刺繍やプリントなどオリジナルな「UNFORM」が製作できる。例えば、「UNFORM」のエプロンベストを「居酒屋用にカスタムしたい」などのオーダーもできる。
オリジナルの納品は発注から2~3日で納品可能。カスタムオーダーの場合は、その内容によって異なるが、相談から納品まで平均2~3カ月程度かかる。
デザインにはこだわりたいが初期費用を抑えたい場合、「UNFORM リースプラン」を用意した。またクリーニングサービスも提供する。取引には条件があるため、気軽に相談を。
さらにサイズ感やシルエット、着心地や雰囲気をリアルに体験できるよう、サンプルの貸し出しを行なっている。貸し出し期間は原則2週間とする。
現在、京都・七条のイタリアン「CICON(シコン)」(運営会社:MOTHERS/東京・吉祥寺、保村良豪社長)や、東京・不動前のイノーベティブレストラン「Kabi」など、感度の高い飲食店をはじめ、ホテル、結婚式場などブランディングにこだわる企業で導入されているという。
同社は、「コロナ禍を経てブランディングの必要性がより高まっている中、『UNFORM』で差別化や理想の世界観を演出することで、人材確保を有利に進められるのではないか。現に当社の顧客はブランディングを強化することで雇用増大に繋げる企業が増えている」という。
「ユニフォームの課題であるコスト、デザイン、利便性を整え、働く人のモチベーションを向上させることで、課題解決につなげていきたい」(同社)とする。