「食べログ」などを運営するカカクコムと国内最大級の総合決済プラットフォームを提供するデジタルガレージは、飲食業界向けフィンテック事業を共同で企画・開発・展開することで合意し、まずは飲食店向けに請求書支払いをカード払いに切り替えられるサービスを展開する。
両社はそれぞれの強みを生かすため共同開発について継続的に取り組むこととし、まずは、デジタルガレージが提供する〈DGFT請求書カード払い〉を展開することで、飲食店が直面している原材料高騰による資金繰りの悪化や季節要因による定期的な資金不足、突発的な資金調達などへの対応策を提示する。
〈DGFT請求書カード払い〉は、あらゆる銀行振込の請求書での支払いをデジタルガレージが代行し、飲食店はJCB/Visa/Mastercardのカード(JCBブランドで発行されたプリペイドカード除く)で支払うサービス。これにより実質的な支払い期日を最大60日程度繰延でき、取引先がカード決済に対応していなくてもカード払いに切り替えてポイントを貯められる。利用する際にはカード決済額の4%の手数料(4月末までは3%)がかかる。
両社は今後も「飲食店が抱える経営課題に対して、あらゆる角度から解決策を提示することで、日本の飲食店業界の発展に寄与していく」としている。