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日本の飲食店に最適化したロボット開発進める共同プロジェクト立ち上げ【DFA Robotics×Pudu Robotics】

2023年8月3日 10:10 am

 配膳ロボットの輸入・販売などを手掛けるDFA Robotics(東京・恵比寿、波多野昌昭社長)は、ネコ型配膳ロボット〈BellaBot〉(ベラボット)などを製造販売するPudu Roboticsの日本法人Pudu Robotics Japan(東京・浅草橋、張涛社長)と共同で、ロボットを活用して国内店舗のオペレーションを最適化する「おもてなしRXプロジェクト」を始動した。

 日本でも配膳ロボットやモバイルオーダーなどを導入する飲食店が増える一方で、日本の顧客は世界でもトップクラスのサービスクオリティを店舗側に求め、そのサービスクオリティが各飲食店の差別化の要因となっているという面もある。

 このような状況を鑑み、国内で3250台のロボットを導入し、飲食店の課題を現場で解決してきたDFA Roboticsは、人とロボットの共存を推進してきたPudu Robotics Japanと、国内の飲食店に最適化したロボットオペレーションを研究開発することを目的に、今回のプロジェクトを立ち上げた。

 具体的には、ロボットを導入することで、今まで同様またはそれ以上のおもてなしを実現できるようなロボット開発・機能開発を実施し、飲食店が利用しているシステムとロボットの連携や、ロボットから日々取得される走行・配膳データを活用し、国内の飲食店に特化したロボットの活用方法の確立などを目指す。

 さらに、店内が狭く小規模で段差も多いという日本の飲食店に向けて、DFA Roboticsが蓄積した店舗への導入ノウハウとPudu Robotics Japanが持つ開発力を駆使して、日本の店舗レイアウトに最適化されたロボットの共同開発にも取り組む。