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事前購入した食事券を友達にプレゼント! 資金調達とアフターコロナの対策を両立!!【Career Meet】

2020年5月28日 10:39 am

 前売り食事券で飲食店を応援する動きが広がりを見せる中、その食事券をほかの人にもプレゼントできるようにすることで、アフターコロナにもそのまま活用して新規顧客獲得につなげられるサービスが6月1日に始まる。

 人材マッチングサービスなどを手掛けるCareer Meet(東京・外苑前、田原一樹社長)は、好きな店舗のメニューを事前決済で購入して応援できるほか、そのメニューを家族や友人などに簡単にプレゼントできるサービス「Gifu to you(ギフトゥユー)」https://lp.gifutoyou.com/shop/index.htmlを開発し、8月31日までは手数料を無料で提供する。

 お客さんから応援してもらうクラウドファンディングは単発的な資金調達には優れているものの中長期的に見ると、新規顧客獲得にはつながりにくいことから、短期的な資金確保と中長期的な売上見込み客の確保を同時に実現できるアプリを考案。コーテッグ(東京・小川町、高石明義社長)が運営するソーシャルギフトサービス「Forty(フォーティ)」と連携することで実現化した。

 店舗側が用意したイチオシメニューやドリンクなどのギフトチケットを購入した既存顧客が、そのまま後日に自分用として使うだけでなく、ほかの人にプレゼントできるサービスで、相手のメールアドレスに送る方法に加えて、Twitter、LINE、Facebookでつながっている人にも送ることができる

 店舗側は「ギフト商品」を決め、実際に利用者が来店した際には、店員が画面に4桁のコードを入力して使用済みとする。「ギフト商品」は、ホームページなどの既存サイトにも簡単に埋め込むことができる。また、ギフトしたい店舗の商品が「Gifu to you」の対象商品ではない場合、顧客側から同社にリクエストすることもできる。

 店側は、初期費用や月額料金などはなく、利用料として売上の10%とカード決済手数料を支払う。8月31日までは利用料(10%)を無料として提供する。ギフトを送れるサービスとして先行しているGigiが提供する「ごちめし」は、10%の手数料を利用者が負担して友人などに送るサービスで、自分用として利用することは想定されていない点に違いがある。「Gifu to you」の方が店側の負担は大きいが、その分、利用者にとってはメリットとなる。

 同社は、「信用度が高い家族や友人から贈られたものなので、SNSなどでの口コミとは異なり来店率はほぼ100%となり、新規顧客の獲得につながる。また贈られた側が、その喜びをSNSなどに書き込むことで、さらに拡散する。今後は、『体験』をプレゼントできるマーケットを作り、ふるさと納税のような商品だけではなく、サービス業の店舗で使えるギフトを地元の家族や友達にプレゼントすることで納税を可能にする展開も考えている」とする。