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《丸亀製麺》全店に導入! POSと気象データから日別・時間帯別の客数・販売数をAIが予測!!【トリドールHD×富士通】

2023年2月9日 5:24 pm

 トリドールホールディングス(HD)は、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」の国内全823店舗に富士通が開発した〈AI需要予測サービス〉を採用することを決めた

 今回導入する〈AI需要予測サービス〉は、トリドールHDが保有する販売実績などのPOSデータや営業カレンダー、販促キャンペーンなどの各種データと気象情報などを学習したAIが、店舗ごとの日別、時間帯別の客数や販売数を高精度に予測するもので、「丸亀製麺」では、2021年6月から段階的に導入して検証を進めてきた。

 今回、全店で導入することになったことで、予測データを基にスタッフの適正配置や、これまでスタッフの知見で行っていた発注業務やうどんの仕込み量を最適化する。また、空調などの適正稼働も可能となることから、食品ロス削減や店舗の運営業務効率化、エネルギーマネジメントにも取り組む。

〈AI需要予測サービス〉の概要

 今回のサービスは、富士通のAI需要予測ソリューション「Fujitsu Business Application Operational Data Management & Analytics 需要予測 SaaS」(「ODMA需要予測」)をベースに構築されている。同ソリューションサービスは、すでにほかの企業でも導入事例があり、どのようなデータを掛け合わせて何を予測するかを個別に聞きながら構築するため、導入費用などは個別見積もりとなる。富士通によると「10店舗前後の中小企業でも導入できる費用感で効果も期待できる」とのこと。

導入により目指す効果

 トリドールHDと富士通は、今後もAIなどの先端テクノロジーと各種データや業務ノウハウを幅広く活用し、トリドールHDがグローバルに展開する全飲食店のデジタルトランスフォーメーションを推進し、サステナブルな社会の実現を目指すとしている。