マルハニチロは3月1日、衣付けした天ぷらを油調せずにそのまま凍結することで、1度しか揚げないで提供できる「ノンプリフライ」製品(※注)をブラッシュアップし、花咲き衣をまとったサクサク食感の天ぷら2品を発売する。
同社は、簡便に調理できつつも付加価値のある製品を求める飲食店のニーズに応えるため、調理技術不要でも手作り感のある見た目と品位を提供できる製品の開発に着手。身の縮みの少なさが特徴のノンプリフライ製品に、冷凍天ぷらでは難しかった花を咲かせた見た目を追加するため、自家製の揚げ玉を開発しパン粉のように衣に付けることとした。これにより、天ぷららしい自然な見た目と、表も裏も変わらずサクサクとした食感を実現した。
素材を加熱していない「ノンプリフライ」のため縮みや締まりが少なく本来の味をより活かせることから、〈ノンプリフライ サクッと食感!いか天ぷら50〉500g(10枚)×10袋×2合は、やわらかなイカの食感を、〈同 白身魚のサクサク揚げ50〉同はスケトウダラのジューシーさを味わえる製品となっている。
※注「ノンプリフライ」製品=パン粉などをつけない天ぷらは、バッター液が垂れてしまうため一度油調してから冷凍するのが一般的だ。しかし同社は、粘度などを工夫したバッター液を使うことで、素材にまとわりついて流れ落ちず、そのまま凍結できる独自技術を開発。店で揚げる時にしか火を通さないため、より素材の良さを味わえる。