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2022年「今年の一皿」は「冷凍グルメ」に決定【ぐるなび総研】

2022年12月6日 6:11 pm

 ぐるなび総研は12月6日、2022年「今年の一皿」「冷凍グルメ」に決定した。

 コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速し、レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生したことや、飲食店でオリジナルの冷凍商品の開発が進んだことでバリエーションが豊富になり、店頭や自動販売機など購入方法も多様化し、消費者から支持を得たこと、保存性やフードロス削減の観点でも社会変化に対する柔軟性が高く、今後の日本の食文化においてより一層不可欠な存在になると考えられていることを選定理由に挙げた。

 発表会に登壇し、記念品を受け取った一般社団法人日本冷凍食品協会の三浦佳子広報部長は、「外食でも多くの冷凍食品が使われている。冷凍食品は急速凍結をして常にマイナス18℃以下を維持することが必要だ。それにより、素材の栄養価や作りたてのおいしさを作りたて保つことができる。今後も冷凍食品の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と感想を述べた。

授賞式の模様(中央が一般社団法人日本冷凍食品協会の三浦佳子広報部長)

 今回は、ほかに「乳酸菌飲料」「ガチ中華」「プラントベースフード」がノミネートされ、特別賞として「乳酸菌飲料」が選定された。

 「今年の一皿」は日本の食文化を遺産として記録し、保護・継承することを目的に14年に開始。
 「ぐるなび」の検索・行動履歴などビッグデータから抽出したワードをもとに、ぐるなび会員へのアンケート調査、メディア関係者の審査を経て決定するもので、今回が9回目となる。