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QRかざすだけ! 会員情報取得とポイント・クーポン発行自動化する決済サービス開始【GINKAN】

2022年9月21日 3:30 pm

 暗号通貨を活用したグルメSNS「シンクロライフ」(https://www.synchrolife.io/)を運営するGINKAN(ギンカン、東京・有楽町、神谷知愛社長)は、新たにキャッシュレス決済機能を搭載し、従来のCRM(顧客情報管理)とファンを増やすためのロイヤルティプログラムを統合した〈シンクロPAY〉をリリースした。現在、〈シンクロPAY〉への加盟店の募集を始め、ユーザー利用は11月を予定する。

 〈シンクロPAY〉は、「シンクロライフ」アプリにクレジットカード情報を登録することで利用できるサービスで、アプリのQRコード(またはバーコード)を1度スキャンするだけで決済が完了し、その情報と会員情報が紐づけられ、ポイント還元なども自動で完了するもの。ユーザーは、加盟店の割引チケットなどに利用できるシンクロポイントとビットコインなどの暗号資産へのポイント還元、割引クーポン、クレジットカードのポイント還元を一度に受け取れるようになる。

 飲食店では通常、会計時に現金またはキャッシュレスでの決済に加えて、ポイントカードやクーポンの読み込みなどといった複数の手間が発生している。さらに、決済とマーケティングサービスが分離している上に、QRコード決済やモバイルオーダーなどさまざまな決済手段とポイント付与などの店内販促サービスが乱立している。そのため、現場では非常に煩雑な対応が求められ、会員情報と決済情報を紐づけて活用できていないという課題がある。

 ユーザーにとっても、継続来店する飲食店でのポイントカードやロイヤルティプログラムなどの特典受領と支払いが分断されていることから、紙のクーポンや会員証を提示したり、別々のアプリを立ち上げたり、いくつものQRコードを読み込んだりする手間がかかる。

 〈シンクロPAY〉では、これらの課題を解決するため「決済」と「マーケティング」の融合を実現。ユーザーは、決済する際に事前チャージの必要がなく、アプリ1つで決済が終了し、同時にビットコインやシンクロポイントが溜まり、クーポンも獲得できる。加えて通常のクレジットカード会社から還元されるポイントも貯まる。

サンプル画面

 飲食店にとっては、1度QRコード(またはバーコード)を読み込むだけで、決済と同時に会員プログラムなどに来店情報や利用金額などが自動的に反映されるので、会計時のオペレーション負担が簡略化するだけでなく再来店を促進するCRMなど、シンクロライフが提供するマーケティングサービスに活用できる。

 導入する際の利用料金は、従来の食事代金の5%にクレジットカードの決済手数料が加わる。決済手数料の利率は各社ごとの設定となるが、既存のクレジットカード手数料と同等もしくはそれ以下となる想定だという。

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