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ネコ型配膳ロボットに次世代型が誕生! 外観カスタマイズも可能!!【Pudu Robotics Japan】

2024年7月5日 1:02 pm

 中国の商用サービスロボットメーカーPudu Roboticsの日本法人Pudu Robotics Japan(東京・入船、張涛社長、以下PUDU)は、「ネコ型配膳ロボット」としても日本の飲食店などにも導入されている主力製品〈BellaBot(ベラボット)〉の次世代モデル〈BellaBot Pro〉を発表した。

 〈BellaBot Pro〉では、ボディに18.5インチのディスプレイを新たに設置。さまざまな表情や音声とともに顧客の注目を集める「動くプロモーションプラットフォーム」としても活用できるようにした。また、環境に合わせて外観をカスタマイズ可能になっている。

 さらに、高度な「PUDU VSLAM」のレーザーとビジョンの融合により、マーカー不要で簡単なマッピング設定を実現。高い天井(最大30 メートル)や広いエリア(最大20万㎡)などのさまざまな環境で使用でき、マッピング設定にかかる時間を平均75%短縮した。

 操作性も向上し、トレイの上に配置された魚眼カメラとライトにより、トレイ上の物体の有無を検出。従来は料理の受取後に客のボタン操作が必要だったが、〈BellaBot Pro〉では、客がトレイから料理を受け取るとタスク完了を自動認識し、ボタン操作なしで次のタスクに進むようになった。

 また新AIにより、トレイ上の料理を認識し、音声案内を通じて料理を紹介できるようになり、客の取り間違えを防止する機能も追加。フロントカメラでは手を振るなどの特定の客のジェスチャーを瞬時に検出できるようになり、より適切な応答ができるようなったという。

 走行幅(70㎝以上)や充電時間(4.5時間)などは従来品と変わらないものの、稼働時間は従来品の13時間から10時間と短くなった。本体寸法は570×550×1290mm。アメリカやヨーロッパなどではすでに販売されているものの、日本での販売開始時期や価格については現在調整中としている。