新型コロナ第7波は依然として収束していないものの、特に行動制限がない現在、政府は観光目的の外国人の入国制限を段階的に緩和していく方針だ。
インバウンド対策としてメニューの多言語対応化は必須だが、なかなか手が回らない企業も多いのではないだろうか。実は、ウェブ上で無料で多言語対応メニューを作成できるサービスを提供している行政も多いのだ。
ほとんどのサイトで英語、中国語、韓国語といった主要言語への翻訳が可能。また、自治体が運営するインバウンド向け飲食店検索サイトに無料で掲載してくれるといったメリットもある。
下にて、主な自治体で利用できる無料の多言語メニュー作成サイトをいくつか紹介する。
Contents
◆東京都:EAT TOKYO – 多言語メニュー作成支援ウェブサイト
https://www.menu-tokyo.jp/menu/
東京都内の飲食店限定。12言語対応。店名と電話番号を登録したら、食材・調理方法を組み合わせてお店の料理を作成し、印刷して完成。複数の店舗で同じメニューを利用する場合もメニューコピーができる。
作成したメニューとお店の情報は、都公式のインバウンド向け飲食店検索サイトに無料掲載される。
そのほか、食品ピクトグラムや簡単な基礎的な接客用語を記載したコミュケーションシートなどのインバウンド対応ツールも充実している。
◆千葉県千葉市:千葉おもてなしSHOPガイド
https://omotenashi-chiba.net/create/
千葉市内の飲食店限定。13言語対応。30デザイン・14テンプレートある。店名と電話番号を登録してから利用可能。千葉市公式の訪日外国人向け飲食店検索サイトに無料掲載や、食品ピクトグラムなど他ツールもあり。
◆大阪府:TASTE OSAKA(多言語メニュー作成支援ウェブサイト)
https://taste-osaka.com/create/
大阪府内の飲食店限定。14言語対応。35デザインある。店名と電話番号を入力して登録完了してから利用可能。大阪府公式の外国語メニューのある飲食店検索サイトに無料掲載や、食品ピクトグラムなど他ツールもあり。
◆高知県:Dining Kochi Japan|ダイニング高知ジャパン
https://dining-kochijapan.com/create/
高知県内の飲食店限定。4言語・5種類対応。メニューデザインは35種。店名と電話番号を登録してから利用可能。高知県公式の外国語対応店舗紹介サイトに無料掲載や、食品ピクトグラムなど他ツールもあり。
◆島根県:EAT 島根(EAT Shimane)
https://eat-shimane.com/create/
島根県の飲食店限定。8言語対応、メニューデザインは35種。店名と電話番号を登録してから利用可能。島根県公式の多言語対応舗紹介サイトに無料掲載や、食品ピクトグラムなど他ツールもあり。
◆長崎県:EAT長崎| 多言語メニュー作成支援ウェブサイト
http://eat-nagasaki.info/create/
長崎県の飲食店限定。12言語対応、メニューデザインは35種。店名と電話番号を登録してから利用可能。長崎県公式の外国語対応店舗紹介サイトに無料掲載や、食品ピクトグラムなど他ツールもあり。
以上、主なサイトを紹介した。ほかの都道府県や区市町村でも公開しているかもしれないので、ぜひお店がある自治体の公式サイトから、「飲食店 メニュー翻訳」などのワードで検索してみてほしい。