
レストラン検索・予約サービス〈食べログ〉を運営するカカクコムと中国のグローバルテクノロジー企業・テンセントのクラウド部門のテンセント・クラウドは、13億人以上のユーザーが利用している中国のSNS〈微信/WeChat(ウィーチャット)〉内で、中国からの訪日客向けミニアプリ〈食べログ微信(ウィーチャット)ミニプログラム〉の提供を始めた。
〈食べログウィーチャットミニプログラム〉では、中国からの訪日客に向けて、〈ウィーチャット〉上で日本のレストランを簡単に検索・予約できる環境を提供。これにより、中国からの訪日客は〈ウィーチャット〉上で〈食べログ〉の情報にアクセスし、地図検索、店舗写真、営業時間、レビューなどの豊富な飲食店情報を中国語で確認しながら予約までスムーズに行えるようになる。
決済手段として〈ウィーチャットPay〉を採用し、予約は一定額のデポジットを設定することでノーショーの抑制にも配慮した「席のみ予約」と、事前決済スタイルで今夏リリース予定の「コース予約」の2つとなる。
掲載対象となる店舗は、「食べログネット予約サービスを契約している」「『席のみ予約』を受け付けている」「『個室料等』の設定がない座席が存在する」「『オンライン予約変更・キャンセル受付締切設定』が設定されていない」――の4点を満たしていることが条件となり、従量料金は国内と同様で、その他の追加料金はかからない。
〈食べログ〉では英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応したインバウンド向けネット予約サービス〈インバウンド予約(食べログ多言語版)〉を展開しており、海外の〈大衆点評〉(中国)や〈OpenRice〉(香港)、〈KKday〉(台湾)などからも予約できるようにしている。今回の〈ウィーチャット〉との連携についてカカクコムは、「飲食店と利用者の双方にとって、より多くの有益な接点を生み出すステップと位置づけている」としている。
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