顧客満足度向上プラットフォーム〈ファンくる〉を運営するROIが、飲食店の小麦を使用する主要業態の値上げに対してどこまで許容できるかを調べた所、うどん、パスタ、ラーメン、ケーキでは「20~40円未満」の回答が最も多く、ハンバーガーは「1~20円未満」が最多となった。
円安の進行や原油高などによる原材料価格の高騰により、メニューの値上げを実施する飲食店が増える中、同社は4月14~18日、ファンくる会員を対象にアンケート調査を実施し、1000人(男性334人、女性666人)から回答を得た。
小麦を使ううどん、パスタ、ラーメン、ハンバーガー、ケーキの5業態について、値上げの許容範囲を聞いたところ、麺業態では「20~40円未満」が最も多く、「1~20円未満」と「40~60円未満」でも20%を超えた。一方、ハンバーガー業態では「1~20円未満」が最も多く「40~60円未満」も14%と低いことから、値上げに厳しい目が向けられていることがわかった。
価格高騰により飲食店に避けてほしいことでは、20代以外のすべての年代で「質を落とす」が「価格を上げる」を上回り、年代が上がるほどその差が大きくなった。その結果、全体では「質を落とす」が半数を占めた。
値上げによって来店頻度が変わるかについては20~50代で60%超が「減る」と回答し、60代も54%と半数を超えた。
一方で値上げにより飲食店への印象が変わるかについては、「変わらない」が80%となり、ほぼ影響がないことが示された。