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タブレット1台で宅配・テイクアウト注文を一元管理・分析できるサービスが導入店拡大中【tacoms】

2022年4月15日 1:55 pm

 デリバリーサービスを複数導入した際に、各サービスごとにアプリ端末を並べたり注文情報を自店の端末に再入力する手間などが発生しオペレーションの負担になる場合が多い。

 そんな中、tacoms(タコムス/東京・日本橋、宮本晴太社長)が運営する複数のデリバリー・テイクアウトサービスを1つの端末で受発注から集計まで一元管理できるサービス〈Camel〉https://www.camel-delivery.com/が、2020年のβ版発表以降、右肩上がりで導入店舗を伸ばし、直近では個人店から1000店舗以上のチェーン企業まで250社・5500店舗以上に導入され拡大を続けている。

 同サービスは「鮨 酒 肴 杉玉」や「牛たん・とろろ・麦めし ねぎし」「TGAL」などで導入されており、iOSやAndroidなどOSを問わずタブレット端末を1台用意すれば導入できる点が特徴。タブレットがない場合は同社から購入・レンタルも可能だ。

 タブレット上に各デリバリーサービスからの注文を一括表示し、注文のキャンセル、配達員到着時間調整、注文履歴確認、商品品切れ設定、日次売上集計、店舗の営業時間・休業日設定、自店舗配達・配達代行切り替え、ゴーストレストラン・バーチャルレストランの複数業態対応、自社ネット注文・モバイルオーダーアプリ連携などの機能を搭載。そのほかにも分析などに役立つ店舗・業態・デリバリーサービス別売上集計、メニュー別売上集計、ABC分析機能、店舗マスタ管理、アカウント発行・権限管理などを利用できる。

 2月には寺岡精工製モバイルオーダー受取りロッカー「ピックアップドア」とも連携。店舗で受注した各デリバリーサービスからの注文を「ピックアップドア」経由でデリバリー配達員に受け渡すオペレーションに対応した。今後、寺岡精工製のモバイルオーダーシステムやPOSシステムとの連携も進めていくという。

 利用できるデリバリー・テイクアウトサービスは、Uber Eats、出前館、menu、DiDi Food、Wolt、anyCarry、EPARKテイクアウトとなり、スター精密製レシートプリンターやエプソンのプリンターなどとのシステム連携にも対応する。

 利用料金は3タイプ用意しており初期費用はかからない。税別月額7000円(同年額7万5600円)のスタンダードプランでは、連携デリバリーサービス数無制限でゴーストレストランは拠点ごとに5業態まで対応。同月額1万円(同年額10万8000円)のプレミアムプランでは、ゴーストレストランは6業態までとなり、本部向け管理画面機能も利用できる。30店舗以上の企業向けエンタープライズプランは、無制限で利用でき料金は見積もり対応となる。

 同社は今後、デリバリー・テイクアウトサービスとPOSシステムなど外部サービスとの連携強化を進めるとしている。