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海外で急伸中の与信不要後払い決済サービスが日本上陸! 《kawara CAFE&DINING》などで導入【Pace】

2022年4月11日 8:55 am

 アメリカや東南アジアでは、クレジットカードなどのような与信がなく、気軽に利用できる後払い型決済サービス(BNPL:Buy Now Pay Later)の利用者が急増している。そんな中、シンガポールを拠点にマレーシア、香港、タイ、台湾で後払いサービスを展開している〈Pace〉https://pacenow.co/ja-jp/businessが日本に上陸。外食業界でもエスエルディーが4月1日、「kawara CAFE&DINING 銀座店」など東京都内の直営4店舗で導入した。

 日本で〈Pace〉を運営するPace Enterprise Japan(東京・虎ノ門、トゥロシャス・クリスティーブ・フアド社長)は、丸紅グループの丸紅ベンチャーズなどから出資を受け、1月から「Appストア」と「Google Playストア」でのアプリ展開を開始。じわりと利用者を広げている。

 同サービスの利用者は、商品を購入すると自動的に最大3回までの無利子の分割払い分が自動的に請求される。支払い方法は「コンビニ」「銀行振込」「クレジットカード」「デビットカード」の4種の決済手段から選べ、アプリをダウンロードしてすぐに利用できる点が、クレジットカードを持たない若者などに人気となっている。

 事業者にとっては初期費用やランニングコストはかからず、購入から10営業日後に商品代金の全額から決済手数料として3.5%分を引いた金額を同社が肩代わりして振り込む。導入する場合は、申込書と加盟店審査に必要な書類を提出し、アカウント発行・操作説明を受けて5〜10営業日後にサービスをスタートできるという。

 Pace創業者兼CEOのトゥロシャス・フアド(Turochas’T’Fuad)氏は、「日本ではオンラインでの後払い決済は加速している一方、実店舗での導入実績は海外市場と比べ少ないと理解しています。そのため、オンラインだけではなく、オフライン販売業者にも後払い型決済オプションを提供し、より多くの方がPaceの後払い型決済サービスを上手に活用して買い物ができるようにしていきます」とコメント。同社は2022年末までに日本で1000以上の販売業者の参画と10万人以上のユーザー獲得を目指すとしている。