日本能率協会総合研究所の予測によると、デリバリー市場は2022年度には3300億円、25年度には4100億円にまで拡大すると予測されている。そんな中、複数のフードデリバリーサービスを利用している飲食店にとって、各サービス専用のタブレット端末を設置・管理することがオペレーションを煩雑にしており、ミスにつながる1つの原因ともなっている。
そこで店舗DX事業を手掛けるピアズの子会社であるXERO(東京・新橋、小沼亮社長)は4月15日、同社が運営するクラウドPOSレジシステム〈ZEROレジ〉の新機能として、各デリバリーサービスからの注文を一元管理するシステム〈ZEROデリバリー〉の提供を始める。
〈ZEROレジ〉は2020年のサービス開始以来、700店舗以上で導入されており、モバイルオーダーや自社デリバリー管理、セルフ会計・セルフレジ、SNS連携、オンラインクーポン発行、FC店舗管理システムなどの機能を搭載している。
今回新たに追加する〈ZEROデリバリー〉では、注文受付を統合できるだけでなく、POSレジメーカーの利点を活かしてハードウェア連携や詳細なデータ分析、メニューの一元管理などの機能も兼ね備えるという。
〈ZEROレジ〉の利用料金は、初期費用2万円~となり、利用する機能によって月額無料のプランから5000円、1万5000円のプランなどを用意している。