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お酒好きの6割超は「10年以上前から一人飲みしている」【カクヤス調べ】

2022年3月10日 11:06 am

 カクヤスが同社のメールマガジンに登録している酒好きなユーザー640人に、「一人飲み」「ソロ活」についてアンケート調査したところ、「10年以上前から一人飲みしている」が約62%となった。同社ではこの結果を受けて、「コロナ禍に関係なく一人飲みは定着していた飲み方である」とした。

 同社は、コロナ禍により「ソロ活」が注目され「一人飲み」も増えていると言われていることから、酒好きなユーザーに対して「一人飲み」を「外飲み、家飲みを問わず一人でお酒を飲むこと」と定義して調査を実施した。

 その結果、「一人飲みをするかどうか」では92.5%が「はい」と回答。さらに、そのうち61.7%が「10年以上前から」と答え、「5年ほど前から」(13.7%)を含めると4分の3を占めた。一方、「コロナ禍になってから」と「最近」を合わせると13.9%だった。

 「一人飲みをする場所」(複数回答可)を聞いたところ、「自宅」が98.5%と圧倒的に多かったのものの、これにはコロナ禍による外出自粛や飲食店での酒類提供停止が大きく影響しているとみられる。そのため「外飲み」の結果を見ると、「居酒屋」(46.5%)と「バー」(37.7%)が多数を占め、約20ポイント差があるものの3位には「ファミリーレストラン」(16.9%)が入った。「その他」には「ラーメン店」「中華料理店」「立ち飲み屋」「焼肉屋」「酒屋の角打ち」などが挙げられた。

 「一人飲みをする理由」(複数回答可)で最も多かったのは「自分のペースでお酒が飲めるから」(73.5%)となり、次いで「好きなお酒と食べ物を選べるから」(57.3%)となった。同社では「お酒が好きだからこそ、もっとおいしく飲みたい。他人のことを気にせず飲みたい。そう考えて行き着いた飲み方が一人飲みと推測される」と分析している。

 一方、「一人飲みしない」人の理由で最も多かったのが「一人で飲むのはつまらないから」(41.7%)で、次いで「人が集まって飲むほうが楽しいから」(39.6%)、「お酒を飲むときは、誰かと会話をしたいから」(35.4%)と、コミュニケーションを図る目的が上位を占めた。

 また、自分で決めたマイルールについての質問に対して「バーの店主のおすすめを必ず1杯飲むこと」「できるだけ一度も行っていない店に行くようにする」など、「ソロ活」の極意を掲げる回答も少なからずあった。