20代向けの日本酒試飲イベントの企画・運営やコンサルティング事業を手掛けるスタートアップ企業のエノク(東京・神田、猪子友彪社長)は、東京で蔵元や杜氏が参加する日本酒イベントを掲載する「東京酒カレンダー」(https://tokyo-sake-calendar.com/)をリリースし、同時に情報の掲載を希望する蔵元の募集も始めた。
同サービスは、地方の蔵元が都内にある百貨店などの催事で日本酒の試飲会を開催しても、なかなか人が集まらないという声を聞いたことをきっかけに、日本酒好きに情報を届けるために開設したもの。掲載するのは、蔵元や杜氏など酒蔵関係者が出席する東京または都内近郊の日本酒イベントのみで、日付検索できるシンプルで使いやすくデザインとなっている。
蔵元などが掲載を希望する場合は、 蔵元や杜氏など販売される日本酒について熟知している人が出席する都内または都内近郊で開催されるイベントであることが条件となっており、掲載料などはかからない。掲載希望は同サイトの問い合わせから受け付ける。
同社は、「すべての酒蔵にスポットライトを」をコンセプトに、唎酒師の資格を持つ若手が中心となり2022年12月に設立された会社。来年には日本酒の小売を開始する予定で、今回の情報サイトは、そのためのネットワーク作りという面もあるという。