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《sio》鳥羽周作シェフ監修の「調理&フードブランドプロデュース学部」が23年4月開講【レコールバンタン】

2022年3月7日 11:42 am

 製菓・カフェ・調理の専門校「レコールバンタン」を運営するバンタンは2023年4月、同校にレストラン「sio」の鳥羽周作シェフが監修し、ゼロから店舗を立ち上げながら成功に必要な料理を生み出す思考やマーケティングを教える「調理&フードブランドプロデュース学部」を開講する。そのために、今年4月から学生募集の受付を開始する。

 コロナ禍を経て料理技術の習得だけでは生き残ることが難しい時代になり、繁盛店を生み出し経営していくためにはさまざまな能力が求められることから同学部では、料理に加えてマーケティングや空間プロデュース、エリア出店リサーチ、経営マネジメントなどを身につけるため、在学中から飲食店を作り運営するという新しいコンセプトのもと、実際にブランドを作ったプロのクリエイターが教え、時代に求められるフードクリエイターを育成するとしている。

 講師には鳥羽氏のほか、「フレンチレストラン タクミ(Takumi)」オーナーシェフの大槻卓伺氏、「レストラン カム(restaurant KAM)」オーナーシェフの本岡将氏、「ルーラ(LURRA°)」オーナー兼ゼネラルマネージャーの宮下拓己氏や博報堂ケトルのクリエイティブディレクターなどが名を連ねる。

 今年4月から入学生の募集を始め、願書受付後に入学試験を実施。学費は年間140万円程度で、別途入学金と教材費が必要となる。「専門部」と「高等部」があり、独立開業する際に必要となる「食品衛生責任者」資格も授業の一環で取得できる。また、「高等部」では通常のコースに合わせてS高等学校(通信課程)とのダブルスクールで勉強し、高卒資格を取得できる。

 鳥羽シェフは「これからのシェフには総合力が求められる。また、現場に立つだけではなくプロデュース能力を伸ばすことで、新たな活躍の場がある時代になった。sioイズムを学び『おいしい思考』を身につけ、実際に飲食店を作り運営する超実践コースで、皆さんと一緒に未来の飲食業界を創ります」とコメントした。

主な概要は以下の通り。
・開校日:2023年4月3日
・募集期間:
「専門部」=2022年4月1日から定員になり次第終了
「高等部」=2022年6月1日から定員になり次第終了
・定員:東京=2クラス計50人、大阪=1クラス計20人
・応募資格:中学卒業以上で平日の日中週4日通学出来る人
・募集HP:https://www.lecole.jp/lp/chef-foodbrandproduce/