東日本電信電話（ＮＴＴ東日本）は２月28日、店舗に設置した防犯カメラなどを利用して人流などをＡＩが解析する「映像ＡＩサービス」の提供を始める。
同サービスは、ＮＴＴ東日本のさまざまななアセット（資産・データ）を活用して、地域の情報を効率的に収集・分析し、それらを安全に流通させることでさまざまな分野の地域活性化を目指す「REIWAプロジェクト」の一環として開発したもの。
△「映像AIサービス」のイメージ（同社サイトより抜粋）
店舗などに設置しているネットワークカメラの撮影データを同社の安全なネットワークを通して伝送し、通信ビルに設置したサーバーでＡＩが映像を解析する。２つの機能を用意しており、「人流計測ＡＩ」では、施設や店舗への来店者数をカウントし、来店者の属性、滞在時間などを分析して情報を見える化する。「接客支援ＡＩ」では店内の顧客や店員などの行動を解析し、万引きや購買の予兆を検知した時には従業員のスマートフォンに通知する。
△「映像AIサービス」提供機能一覧（同社サイトより抜粋）
これにより自社でサーバーを用意する必要がなくなり、解析結果はいつでもどこからでもパソコンで閲覧できCSV形式で出力もできる。それぞれのクライアントの要望や状況、コストにあわせて必要なメニューをコンサルしながら導入プランを提案するという。
