トイポ（福岡・天神、村岡拓也社長）が提供する既存顧客の再来店を促進するミニアプリプラットフォーム〈toypo(トイポ)〉（https://toypo.me/#pricing_section）が、九州を中心に「焼肉龍王館」「博多松介」「博多ほたる」など32店舗を展開するO・B・U Company（福岡・筑紫野、寺川欣吾檜会長）に採択されるなど、導入店舗を拡大している。
〈toypo〉は既存顧客への施策に特化したミニアプリを作成できるプラットフォームサービス。〈toypo〉上にミニアプリを公開する形なので、スマートフォンが１台あれば誰でも簡単に最短５分程度で開設でき、無料で始められる点が大きな特徴となっている。
ミニアプリにはクーポンや回数券、チケットの発行をはじめプッシュ通知、スタンプカード、ランキングなど再来店につなげるための機能を搭載し、サブスクリプションやデリバリー、テイクアウト、EC、モバイルオーダーにも対応する。
△専用サイトから一部抜粋
これらの機能は初期設定するだけで半自動的に販促を実行するためスタッフに負担をかけずに運用でき、収集した顧客データを分析して販促や情報発信に活かせる。また、会員証機能を応用して社員・アルバイトへの割引制度を導入するなど、社内の福利厚生制度の整備にも役立てられるという。
利用料金は、クーポンやチケットの利用、スタンプやポイントの獲得、オーダーなどでの２回目以降の利用回数（短時間に同じお客さんが複数回アクションした場合は「1」とカウント）をアプリ利用回数としてカウントし、それが月30回までの場合は無料となる。クーポン発行やスタンプカード、ランキング、テイクアウト・デリバリーの注文などリピート促進機能はすべて無料で利用できる。
アプリ利用回数が月300回までの「ライト」プランが月額5000円、同1000回までの「スタンダード」が月額1万2000円、同5000回までの「プロ」が月額3万円、利用回数無制限の「エンタープライズ」は要問い合わせとなり、有料プランの場合はアプリを複数店舗に追加する場合は１店舗あたり月額5000円が別途必要となる。
O・B・U Companyは、「〈toypo〉は来店頻度やセグメントなどのデータを可視化でき、継続して来店を促す機能が充実しているため採用した。初期費用無料・開発費不要ですぐに始められた。今後、顧客データを蓄積して効率的な施策を継続していくとともに、自社ECサイトへの誘導も期待している。さらに、店舗ごとではなくグループ全体での顧客囲い込み施策を構想中で、全店を通した有効活用を目指す」とコメントしている。
