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タスク終了を自動感知! ディスプレイ付き配膳ロボットの次世代型発売 !!【Pudu Robotics Japan】

2024年4月11日 11:16 am

 中国の商用サービスロボットメーカーPudu Roboticsの日本法人Pudu Robotics Japan(東京・入船、張涛社長、以下PUDU)は、2021年に発表した小型タイプのディスプレイ付き配膳・受付ロボット〈KettyBot(キティボット)〉の次世代型モデル〈KettyBot Pro〉の販売を始めた

 〈KettyBot Pro〉は、飲食店などのニーズにより柔軟に対応するため、新しく超広角レンズを使ったRGBD深度カメラを搭載し、ロボットが物体を検知し回避する能力を向上。最小通過幅も55cmから52cmに縮小した。さらに、トレイの上に魚眼カメラを設置し、トレイ上の物体の有無を検出。顧客が食事を受け取ると、ロボットはタスク終了を自動的に認識し、従来のように人の手を借りずに次のタスクに移行する。

 また、PUDUオープンプラットフォームとの統合によりディスプレイにさまざまな表情を表示させ、声、コンテンツをパーソナライズできるようにした。これにより、テーマレストランでは同製品が顧客のテーブルに食事を届ける際、キャラクターに関連した表情やセリフを表示したり再生したりでき、誕生日サービスなどパーソナライズされたウェルカムメッセージや挨拶サービスを提供することも可能となった。

 同製品の最大の売りである18.5インチの広告画面には、広告やマーケティングビデオなどを柔軟に編集して流すことができ、バッテリーについても1回の充電で従来品よりも3時間長い11時間稼働できるように改良した。日本ではソフトバンクロボティクスが総代理店となる。

 カラーもクラシックなホワイト&イエローとイエロー&ブラックに今回、ピュアブラックを追加。ご本体寸法と重量は従来機と変わらず43.5×45×112 cm、38kg。積載量は従来品よりも1トレーあたり5㎏ずつ減り、20kg(10kg×2トレー)となった。販売価格は各代理店で異なり、従来機の〈KettyBot〉の参考実勢価格は187万円だという。