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常連客が掲載申請して店舗を応援するサイトが誕生! 掲載後はクーポン発行で売上支援も【マイひいきコム】

2020年5月8日 10:29 am

 飲食店が応援をお願いするのではなく、常連客などが店を登録して応援できるサイトが現れた。

 飲食店専門コンサルティング会社の飲食店繁盛会の笠岡はじめ社長が運営者となり、経営コンサルタントでアルマ・クリエイション社長の神田昌典氏が共同創始者兼アドバイザーとなって立ち上げたマイ贔屓運営委員会(東京・幡ヶ谷)は5月5日、お客さんが飲食店を応援するプラットフォーム「マイひいきコム」https://myhiiki.com/をオープンした。

 「マイひいきコム」はお客さんの応援したいという気持ちを日本中の飲食店に届けることを目的に開発したもので、①飲食店からお客さんに支援を求めるのではなく、お客さん側から飲食店を応援するベクトルである②飲食店だけでなく、ホテルや旅館、和菓子店など、食を扱う店舗は応援対象になる③今をしのぐだけでなく、未来につながる長期的展望を持つプロジェクトであるーーの3つをコンセプトにした。

 そのため掲載されるには、常連客などが同サイトに応援したい飲食店またはホテル・旅館を登録することが基本となる。登録されるとマイ贔屓運営委員会がその店に掲載の可否を確認する。可の場合は店主のPayPayIDと掲載情報の修正を受け取り、PayPayIDの本人確認をした後、決済手数料無料で一律税込1000円のクーポンを販売できる機能を、紹介ページに追加。その知らせは投稿したユーザーにもメールで知らされ、クーポンをPayPayで購入できる仕組みだ。クーポンの利用期限は店舗側が設定できる。

 また、店舗情報はGoogleの口コミとも連動しており、これまでの口コミを見られるとともに、リンクをクリックすればすぐに書き込みできるようにした。

 店舗側から掲載したい場合は、「マイひいきコム」の趣旨とビジョンに賛同すれば、登録ページhttps://myhiiki.com/reg-shop/から自ら登録申請できる。飲食店応援を目的としているため、掲載料や決済手数料など飲食店側の負担はゼロとした。

 笠岡代表は、「このプラットフォームを活用して、例えば生産者から仕入れた野菜をレシピ付きで販売する『飲食店が販売代理店になる』スキームなど、新しいビジネスモデルを一緒に考え実現していきたい」としている。