スポーツ用品を手がけるミズノは4月20日、飲食店厨房作業用シューズ〈SOFPON(ソフポン)〉を、ミズノワーク品を取り扱いする全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで発売(オープン価格)した。同社が飲食店厨房作業向けのシューズを出すのは初となる。
〈SOFPON〉はスポーツシューズの開発ノウハウを活用し、滑りにくさを考慮したアウトソールにより、厨房での転倒リスク抑制と立った姿勢での安定性を追求したワークシューズ。また、クッション性やソフトな履き心地を追求している。
アウトソールは、油や水に対して滑りにくいアウトソール意匠を採用することで耐滑性を追求した。
アウトソール意匠には、つま先から踵方向と斜め方向にかけて、水や油が流れ出やすくするための溝を配置(下記赤矢印参照)。水や油が溜まることで起きるスリップに対し、溝を配置することで水や油のはけをよくし、滑りにくくしている。
また、アウトソールの外周部に連続的に意匠を配置することで立位時、歩行時の安定性を追求。素材には、油による劣化が起こりにくい耐油性ラバー素材を採用することで、意匠の減りを軽減している。
踵部は、クッション性を高める「セル構造」を搭載したミッドソールを採用。「セル構造」とは、複数の独立した突起状設計で、各セル同士に隙間を持たせている。この隙間により、荷重時に各セルがたわむことでクッション性を高めているという。
また甲被には柔らかい人工皮革を採用し、履き口まわりには柔らかい作りにすることで、ソフトな足あたりで足にやさしい履き心地を追求した。