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11月売上の19年比で90%以上はフランス料理と焼肉【ポスタス調べ】

2021年12月17日 5:23 pm

 クラウド型モバイルPOSレジ〈POS+(ポスタス)〉を提供するポスタスが、〈POS+〉のデータを基に11月の売上データを業態別に比べたところ2019年比で90%以上となったのは「フランス料理」と「焼肉」だった。また、11月の全体売上は2020年比で100.3%まで回復したものの、コロナ前の2019年比では80.4%だった。

 11月の2019年比での業態別売上ランキングを見ると、90%まで回復したのは「フランス料理」と「焼肉」だった。また、「そば・うどん」や「カレー」、「レストラン」などの食事系、軽食のジャンルは80%以上の安定した推移をキープしているが、これまで5位圏内の常連だった「ハンバーガー」の勢いが若干落ちてきた。同社では「他業態が通常営業を始めたことで、コロナ特需が落ち着いてきたことや、ハンバーガー業態人気による新規参入の増加が影響しているかもしれない」との見解を示した。

 一方、20年比で見てみると「バー」が110%と2位の「和風居酒屋」をわずかに抜いて1位となった。全国的に営業時間短縮要請が解除されたことで、お酒を楽しむ人が増えたことがうかがえる。「その他西洋料理」「アジア・エスニック」「日本食」「カレー」「フランス料理」「そば・うどん」などが昨年対比100%を超え、「ハンバーガー」が80%超と最も低かった。

 

 

 エリア別では、中国、四国、九州・沖縄の西側エリアがいずれも全国平均を超える高い回復を示している。特に、11月1日に沖縄県の営業時間短縮要請が解除された九州・沖縄地方は、11月の最終週にコロナ前の2019年比90%まで回復。北海道、東北、近畿の北側エリアは全国平均を下回る結果となった。