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今年の忘年会は「短時間」「混雑前」がキーワードに!?【ぐるなび調べ】

2021年11月30日 8:55 am

 ぐるなびが実施した「今年の忘年会についての参加意向」調査によると、短時間で終わらせる「早上がり」や混雑前に済ませる「ピーク前」への参加ニーズが約半数を占めることが分かった。

 同調査は10月7日~11日、20~60代のぐるなび会員男女1290人にアンケートしたもので、職場・仕事関係の忘年会では、参加したいスタイルとして「早上がり」が50%と半数を占めた。一方プライベートでは、混雑前に済ませる「ピーク前」が48%で「ランチ」での忘年会も46%に達した。忘年会への参加意向については、職場・仕事関係が19年比31ポイント減の25%、プライベートが同26ポイント減の40%だった。

 

 続いて「10月外食実態調査」で10月のネット予約が増えた人(189人)にその理由を聞いたところ、「ポイントが貯まる、使える」が55.0%と半数を超え、「確実に席が確保できるから」(42.9%)「ネット予約特典があるから」(37.6%)と続いた。

 「10月の外食でどのようなことを意識したか」(有効回答1000人)では、「少人数で行く」(42.6%)「密が避けられるお店を選ぶ」(29.9%)「こまめにマスクを着用する」(同)とコロナ対策への意識の高さが伺えた。また、「ワクチン接種証明やPCR検査結果証明の活用」については76.8%が安心につながると回答した。

 この結果を受けて、ぐるなびリサーチグループ長の本間久美子さんは「職場よりもプライベートで計画されている人が多く、短時間で終わらせる『早上がり忘年会』やディナー時間を避ける『ランチ忘年会』といったニューノーマルな忘年会スタイルに注目が集まった。さらに、ポイント獲得を重視した『ネット予約』ができることや『密を避けられるお店』など、事前に情報を得て店舗選択している人が見られた。飲食店側が、コロナ感染対策などのユーザーに必要な情報を事前に伝えていくことがより重要になってくる」との見方を示した。