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開店から閉店までの業務可視化! アプリが「仮想マネージャー」に!!【インフォマート×串カツ田中】

2022年11月8日 3:20 pm

 インフォマートと串カツ田中ホールディングスとの合弁会社Restartz(リスターツ/東京・浜松町、箱崎竜太郎社長)は11月4日、飲食店オペレーション管理アプリ「V-Manage」をリリースした。

 同アプリを使うことで、オープン前準備からクローズ後の片づけまでの一連の飲食店業務について、スタッフがいつどの業務をどう実施するべきかの手順と実施記録を可視化。人員を減らしてもオペレーションの質を落とさず運営可能なよう支援する。さらに、社員教育マニュアルをアプリ内で管理することで、アルバイト・パート社員の教育体制の強化と、省人化しながら複数の飲食店管理が可能な体制を構築できるようにする。

 具体的には、本部は、日々の店舗業務、臨時対応の指示をアプリ内で全店舗に共有でき、店舗運営の状況把握、緊急指示や改善指導、HACCP(ハサップ)などのチェック運用が可能となる。

 エリアマネージャー(SV)にとっては、担当店舗のタスクや業務指示をデジタル化しアプリで管理することで、担当店舗の日・月間の状況や必要な情報をまとめて把握できる。アプリ内のタスクマネージャーが複数店の業務をまとめてサポートすることで、各店舗への業務指示や指導などのコミュニケーションがスピーディー・円滑に行え、仕込み・清掃・HACCPなどの状況もアプリ内で確認できるため、さらなる改善・指導にも役立てられる。

 店長や従業員にとっては、これまで紙やエクセルで管理していたタスク・チェック事項をデジタル化することで、指示がなくても毎日のルーチン業務を把握でき、実施漏れ防止や、衛生管理の記録・蓄積もできる。

 このようにアプリが「仮想マネージャー」としてスタッフをサポートすることで、「聞きたい情報がすぐ確認できる」「業務のリマインド」などの店長の業務負荷を軽減。結果的にマネージャーや店長が常に店に張り付かずに複数店舗をスムーズに管理できるようにするという。

 「串カツ田中」の一部店舗で進めていた実証実験では、正社員雇用コストの削減や教育時間短縮化、マネージャー業務における電話確認時間や店舗移動コストの削減などの効果が表れたという。

 利用料金は1店舗当たり月額税別5000円(システム稼働時の初期設定作業量に応じて別途初期費用)。インフォマートが販売を担い、2023年中に全国70社・1100店舗での導入を目指す。

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開店から閉店までの業務可視化! 店舗運営効率化システムの実証実験開始【インフォマート×串カツ田中HD】
https://foodfun.jp/archives/19525