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長いダクトでも高い換気性能保つ空調用送風機発売【富士工業】

2021年10月4日 8:54 am

 一般家庭用レンジフードで国内シェアトップの富士工業(FUJIOH)は、初の厨房向け天吊り式空調用送風機「ビルトインシロッコファン」を開発し、9月16日に「BIS‐301‐CK」36万9600円を発売し、10月26日に「BIS‐601‐CK」66万4400円を発売する。

 同社は、業務用市場の中でも特に飲食店の厨房に展開していくため、これまで培ってきた開発・生産技術を活かし3000㎥/hレベルの排気性能を実現。他社製品との比較(同社調べ)でも大風量域で高い静圧性能を備えていることから、ダクトが長くても他社製品よりもカタログ数値に近い風量が出せ、大風量での換気ができるとしている。

△「BIS-601-CK」のイメージ

 また、薄型・軽量設計で搬送空気温度80℃まで対応。一方向からすべての部品を外してメンテナンスできるため手間を削減でき、ドレン皿も左右反転できるので設置場所を選ばない。「BIS‐301‐CK」は300×300㎜のダクトに、「BIS‐601‐CK」は300×750㎜のダクトに対応する。

 同社は、油が舞う環境でも使える業務用空気清浄機「CoCoCLEAN(ココクリーン)」や店内調理向けの「フライヤー用フード」などを開発し、業務用市場での本格的な製品展開を進めている。