調査・統計ピックアップ

初デート向きレストランを表彰する「First Date Awards 2021」発表!【Mrk&Co】

2021年4月11日 8:19 am

 マッチングアプリ「Dine」などの事業を展開するMrk&Co(東京・渋谷、上條景介社長)は4月6日、初デートに相応しいレストランを表彰する「First Date Awards 2021(ファーストデートアワード2021)」を発表した。

 同アワードは「初デート」での利用に特化した評価を行うもので、今年で2回目になる。

 月間1.5万人以上の初デートを予約するマッチングアプリ「Dine」において、初デート向きとして選出された都内約400店舗の飲食店の中から、「初デートで実際に利用された回数」「初デートで利用した利用者からのレビュー(料理・雰囲気・接客)」の2軸をもとに受賞店舗を決定した。

 総合大賞には「EBISU 燻製 APARTMENT CAVE」(東京・恵比寿、運営会社:SPAN)、「地どり屋つかだ 渋谷」(東京・渋谷、同:エー・ピーホールディングス)など5店舗が選出された(以下の写真は全て総合大賞受賞店舗)。

 同アワードの運営事務局は、「受賞店舗は総じて、3密対策に関しても利用者から高い評価を得ていた。3密対策の実施の有無が、雰囲気や接客など他の項目にも影響を及ぼしたと推測される」と分析。

 また、「総合大賞受賞店は、全てカウンターをメインとした作りの店舗だった」という。

「恵比寿 米ル」(恵比寿)

 これについては、「初対面同士の利用者にとって、店舗スタッフがカウンター越しに適度に話しかけてくれる環境は会話が弾みやすくなり、結果的に店舗への評価も上がったと想定される」とし、「『スタッフの対応』の点数が高いお店は、同時に『雰囲気』と『料理』の点数も高くなる傾向にあることが判明しており、初デートで飲食店を利用する人にとっては接客態度が非常に重要な要素だ」と指摘した。

 通常、初デートの90%は夜に行われるが、本年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業時間の短縮要請が政府や地方自治体から頻繁に発出された結果、通常時はランチ営業を行っていない店舗も昼の営業を始めるようになり、それに伴いランチデートの需要も伸びたと指摘。

 「特に2021年1~3月に発出された緊急事態宣言期間中は、初デートの30%が昼の時間帯に行われるようになった。この傾向は、今後も継続すると考えられる」とした。

 上條景介Mrk&Co代表は、「当社調査によると、緊急事態宣言以降の恋活・婚活は増加傾向にある。飲食で最初に回復するのは家族需要、次にデート需要ではないか。今後も飲食業界と協力しながら、社会全体を盛り上げてきたい」と話した。