食品原料商社の大石化成(福岡・久留米大学前、久富 一社長)は5月9日、国産バナナとして人気の「神バナナ」を使用した〈神バナナペースト9910〉1ケース/10Kg入と、〈神バナナパウダーGOD〉1ケース/1Kg×10、同15Kg入を発売した。
「神バナナ」は、鹿児島の名水百選の地・川辺で水や土地、管理にこだわって栽培した希少な国産バナナ。
本来日本では栽培に適していない熱帯植物のバナナを、凍結解凍覚醒法という特殊な技術を採用することで、日本国内でも栽培できるようにした。
無農薬栽培で濃い甘味が味わえることから、現在は通信販売や贈答用として人気を博しているという。
しかし、無農薬国産バナナは保存管理が非常に厳しく、すべてを生鮮用として活用するのが難しいことから、九州産の農産物を加工用として販売を手掛けてきた同社のノウハウを生かし、「神バナナ」を加工用途にすることで、無駄なく活用することを農場に提案。
プレミアムフルーツを幅広いニーズに対応できるようにするために業務提携を結び、ペーストとパウダーを開発した。
同社では、「〈神バナナペースト9910〉はドリンクやケーキなどのスイーツ用に、〈神バナナパウダーGOD〉はプロテインやスムージーなどへのバナナ風味の付与と、『神バナナ』使用によって差別化メニューの広がりを期待する」としている。