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自社開発の加工品や調味料を国内外にPRし販路拡大へーー「OMOTENASHI Selection」の募集開始!!

2021年1月7日 2:11 pm

 コロナ禍でインバウンド需要が見込めなくなり、感染拡大により通常営業も厳しくなる中、この機会に自社開発の加工品やドレッシング、ソースなどの調味料などを販売している外食企業は、国内外にPRしたり、独自商品を百貨店やECサイトで販売してインバンド・アウトバウンドでの販路拡大に役立てられるコンペに応募することも、ウィズコロナ・アフターコロナに向けた対策の1つになるかもしれない。

 「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に活動しているOMOTENASHI NIPPON実行委員会は、日本の優れた商品・サービスを発掘・認定し、国内外に発信するプログラム「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」の2021年度第1期の募集を1月6日から始めた

 2015年度に始動したOMOTENASHI Selectionは、過去6年間で723件の商品・サービスを認定。日本の「おもてなし」心があふれる商品・サービスを選定・発掘し、国内外への情報発信と積極的な販路拡大を通して受賞事業者の販売力強化を推進している。

 ゴールドパートナーとして全日空商事と日本郵便が、パートナーとして小田急百貨店、近鉄百貨店、そごう・西武、大丸松坂屋百貨店、日本百貨店、三越伊勢丹や日本通運などが参画。さらに、今回は海外向けに日本の商品をBtoBでマッチングさせるプラットフォームを運営している3社が加わった。これにより、コロナ禍でインバウンド需要もすぐには見込めない中で、オンラインでの海外販路開拓の支援を強化する。

 募集するカテゴリーは、食品・飲料、飲食店、体験プログラム、生活雑貨・日用品、インテリア・ファッション、IT・エレクトロニクス、宿泊施設の7つ

 受賞すると、国内外の百貨店や展示施設、提携ECサイトでの販売支援など、年間を通じてパートナー企業と連携した施策を企画。さらに、受賞ロゴを自社ウェブサイトや商品パッケージ、店頭POP、カタログなどあらゆる媒体に使用でき、英字ライフスタイル誌・ウェブマガジン「Tokyo Weekender( トーキョー・ウィークエンダー)」への掲載など、訪日・在日外国人に向けたプロモーションに役立てられる。そのため、販売する商品を持たない飲食店であっても、店舗として受賞すれば、メニューやサービスなどを海外に情報発信することにも役立てられる。

 募集期間は1月6日~2月24日で、書類による選定(1次)と、日本在住の外国人選定員によるタッチ&トライ選定(2次)の2段階を予定している。外国人選定員は、「OMOTENASHI(おもてなし)」(使い手の事を思いやる心遣い、こだわりが感じられるものか)と「Global(世界に伝わる)」(外国人の視点で、その魅力が自身の出身国や他の国の人々に対しても伝わるか)を評価基準とする。

 これまで、飲食店では、GOLDEN EYE SPARKの「銀座 ラムしゃぶ金の目」や精進料理醍醐の「精進料理 醍醐」、AWOMBの「手織り寿し」などが受賞。そのほか食品関係で宝山酒造の〈ひと飲み酒〉や亀田屋酒造店の〈アルプス正宗 純米大吟醸〉などが受賞している。

 費用は1次選定料は無料で、2次選定料は応募対象1件につき税別10万円、受賞登録料は受賞対象1件につき同20万円。

 公式ウェブサイト(https://omotenashinippon.jp/selection/)内にある専用フォームでエントリーを受け付けている。