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飲食店での忘年会は9割が参加したい! 7割が店に感染対策を要望【Retty調べ】

2020年12月9日 1:34 pm

 実名口コミグルメサービス「Retty」を運営するRetty(東京・赤羽橋、武田 和也社長)は、11月30日~12月1日、「Retty」アプリユーザー2790人を対象に、今年の忘年会に関する消費者アンケートを実施した。

 ユーザーの内訳は会社員(70.0%)・会社役員(4.1%)・公務員(0.8%)・自営業・フリーランス(7.7%)・パート/アルバイト(9.9%)・主婦/主夫(4.8%)・学生(1.1%)・その他(1.6%) となる。

 「今年(2020年)忘年会が開催される場合、参加したいか」については、「参加したい」が17.9%、「どちらかといえば参加したい」が22.1%で、計40%が参加したい意向を持っていた。他方、「参加したくない」は34.1%、「どちらかと言えば参加したくない」が25.9%で、60%が「参加したくない」と答えた。

 今年の忘年会に「参加したい」・「どちらかと言えば参加したい」と答えた人へ、「飲食店で忘年会が開催される場合、参加したいか」の問いには、「参加したい」が43.9%、「どちらかといえば参加したい」が49.8%と、約94%が飲食店で開催する忘年会に参加したいと回答した。

 「飲食店での忘年会に参加したい理由のうち、最も重要視するもの」では「リアルの場でコミュニケーションをしたいから」という答えが最も多く、32.2%。次いで「飲み会が好きだから」20.2%、「1年の締めとなるイベントだから」16.5%となり、「飲食店を応援したいから」15.7%、「料理が美味しいから」14.5%もあった。

 今年の忘年会に「参加したい」・「どちらかと言えば参加したい」と答えた人へ、「参加したい忘年会シーン(複数回答可)」について聞いたところ、「友人・知人との忘年会」が最も多く、88.7%。「職場の忘年会」48.3%、「家族・親戚との忘年会」21.7%の順だった。

 「昨年(2019年)参加した忘年会のシーン(複数回答可)」で最も多かった「職場の忘年会」80.2%、「友人・知人との忘年会」76.9%、「家族・親戚との忘年会」21.8%とは大幅に傾向が異なる結果となった。

 「望ましい参加人数」は「4人以下」・「5人〜6人」が同率回答で35.6%。「7~8人」11.8%、「9人以上」は17.0%だった。

 「昨年(2019年)参加した忘年会の参加人数(複数回答可)」は「9人以上」が74.7%と最も多く、「7~8人」20.2%、「5人〜6人」31.7%、「4人以下」27.0%と、昨年は回答者の7割以上が大人数の忘年会に参加していたことを考えると、今年は「少人数による忘年会」が定着しつつあるようだ。

 「望ましい開催エリア」は39.0%が「勤務先近辺」、37.1%が「自宅近辺」と回答。「出かけた先の近辺」は20.0%だった。「望ましい開催時間帯」は「夜」と68.1%が回答。「ランチ」5.3%、「夕方」26.2%の回答も見られた。

 「忘年会の予算」として望ましいのは「3000~5000円未満」という回答が最も多く、61.1%。次いで「5000~8000円未満」27.2%、「8000~1万円未満」5.2%、「3000円未満」5.1%だった。

 「望ましいお店の形態(複数選択可)」では、77.0%が「個室がある」と回答。次いで「飲み放題プランがある」51.1%、「貸し切りができる」25.2%、「ランチ忘年会プランがある」5.5%となった。

 「飲食店に求める新型コロナウイルス感染症対策(複数選択可)」は、「従業員のマスク着用、検温の実施」78.9%が最も高く、「消毒液の設置」74.8%、「パーテーション設置、座席感覚確保」67.1%となった。

 また、「来店者に対して感染防止のために回し飲みを避けるなどの注意喚起を行う」44.1%もあり、店からの注意喚起も求められる時代になりつつあるようだ。

 「忘年会で重視するポイント(複数回答可)」では、「新型コロナウイルス感染症への感染対策」という回答が最も多く、69.2%。「料理・飲み物の味」61.2%、「参加するメンバー」60.0%の順となった。

  「これまでとは異なる形式で忘年会や飲み会を行うか(複数回答可)」では、70.9%が「特にない」と答えた一方、15.8%が「オンライン忘年会」、12.4%が「新年会等の時期をずらした飲み会」と回答した。

「新型コロナウイルスの感染者数が落ち着いてきた時期での飲み会があれば参加したいか」については、「参加したい」が36.1%、「どちらかと言えば参加したい」が40.6%で、76.7%が参加意思を示した。

 最後に、「コロナ禍で変化した飲酒を伴う外食シーンの増減率比較」では、「職場の人」や「友人・知人」との飲食を伴う外食シーンは「減った」という回答が70%を超える。

 一方、「家族・親戚」や「恋人・パートナー」など関係値が近い人とは「変わっていない」・「増えた」という回答が半数近い。