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「Go To Eat」のオンライン予約を増やすには5サイト契約が効果的!? 開始から1カ月で傾向が明らかに【エビソル調べ】

2020年11月6日 3:33 pm

 「Go To Eat」キャンペーン開始から1カ月が経ち、予約総数が増加し、傾向についても変化が起きていることがデータ上でも明らかとなった。

 飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営するエビソル(東京・恵比寿、田中宏彰社長)が9月と10月の予約動向を比較したところ、オンライン予約の契約をしている店舗で最も予約数が多かったのは、5つのグルメサイトと契約している店舗で、6サイト以上では横ばいだった。同調査は、「ebica」と「ぐるなび」や「食べログ」といったグルメサイト経由の予約を一元管理する「グルメサイトコントローラー」を導入している全国約4000店舗のデータを基にした。

 飲食店が利用しているグルメサイトの数と予約数の相関を調べたところ、すべての利用数でオンライン予約は2倍以上に増加。5サイトまでは利用数が増えるに従い予約数も増えたが、6サイト以上では横ばいとなった。これにより、予約を増やしたい店舗は5サイト程度のグルメサイトに登録することが効果的であることが分かった。

 10月の予約総数は9月比で1.7倍増となり、その内訳を見るとグルメサイト予約が3.9倍、電話予約が1.2倍と共に増加し、ネット予約が61%を占め電話予約を逆転した。またリードタイム別では、当日のネット予約数が9月比で3.5倍と大幅に増加した点も特徴的な傾向だった。

 このほか、「Go To Eat」の影響も受け、一人で気軽に飲食店を楽しむ「おひとり様需要」による利用が増加しており、新たな消費傾向も明らかとなった。

 

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