ぐるなびは5月25日、中古厨房機器販売店を展開するテンポスホールディングス(以下テンポス)との間で業務提携契約を締結した。
業務提携では、人材交流や研修を通じて販売力向上や人材育成、商品連携及び両社での新規サービス企画の推進などを予定する。
具体的には、販促分野を中心に、飲食店の運営支援で形成されたぐるなびの課題解決力を、テンポス会員への販促・経営支援やノウハウの提供強化に活用する。
またテンポス会員へのぐるなび新規加盟提案、ぐるなびが推進するモバイルオーダーソリューションとテンポス会員店舗のPOSレジとの連携による新規サービスなどを推進していく。
そのほか、ぐるなび子会社のぐるなびプロモーションコミュニティによるテンポス会員向け訪問チェック支援、およびテンポスが販売した機器のメンテナンス業務受託なども行う。
さらに、ぐるなびとテンポスの顧客がそれほど重ならないことから、個人情報保護法を遵守した上で両社の顧客データを互いに活用し、各サービスの提案や新規顧客獲得につなげていく予定だ。
ぐるなびは飲食店の経営サポート企業としての地位を盤石にするとともに、テンポスはハード・ソフト両面でのサービス提供を行えるよう5年で120店舗体制へ拡大し、外食産業の持続的な発展へと繋げていきたい構え。
ぐるなびは「双方の強みを融合することで、他社が容易に追随できない総合的な飲食店の経営支援を実現し、将来的には飲食店の再生事業などへの発展を見込む」とする。