すぐに働ける仕事を探せるスキマバイトアプリ「タイミー(Timee)」を運営するタイミー(東京・渋⾕、⼩川嶺社長)と定額制のテイクアウトアプリ「ポットラック(POTLUCK)」を運営するRYM&CO.(東京・渋⾕、⾕合⻯⾺社長)は、5⽉11⽇から渋⾕区内で定額制デリバリーサービスを始める。
デリバリーを自店で実施するには、⾃転⾞やバイク、配達⽤バッグなどを新たに揃える必要があり、ウーバーイーツなどに登録すると手数料がかかる。そこで今回、飲食店は定額利用料金から1食当たりの売上(固定額)を注文数分もらう仕組みの定額テイクアウト「ポットラック」を導入している飲食店を対象に、タイミーが配達要員を確保することで、追加投資せずに「ポットラック」で販売しているテイクアウト商品をデリバリーとしても販売できるようにした。
対象地域は渋⾕駅から約2km以内(おおよそ恵⽐寿、池尻⼤橋、原宿までの範囲)。提供時間は12~14時で、当⽇10時30分までに事前予約する。ユーザーの利用料は月額税別1万9900円(昼or夜1回利用可能)。サービス開始に先立ち、利用者の事前登録(先着100人)の受付も始めた。
「ポットラック」ではテイクアウトを定額制で提供しており、12食買い切りプラン(税別7800円)、12食定期購入プラン(同7080円)、毎日プラン(同1万1900円、昼or夜1回利用可能)のプランを用意。飲食店側は利用料や掲載料などはかからず、注文1食あたりの固定額(非公開)が売上として支払われる仕組み。今回の提供エリアでは、約40店舗が導入している。
今回の配達範囲は、タイミーの小川社長とRYM&CO.の谷合社長がともに実際にデリバリーを体験しながら決めたという。谷合社長は「在宅ワークで毎回の⾷事に悩んでいる人の助けになれたらと思い企画。飲食店さんからも手数料などは一切いただかずに実施することにした」と話す。また小川社長は「より広範囲のお客さんにお店の味を届けられるよう、配達エリアの拡⼤に努めていく」との考えを示した