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「Go To Eat」直後に新規客が前年比約120%に! 単価「1000円台以下」の割合も急伸【トレタ調べ】

2020年10月20日 2:47 pm

 10月1日に始まった、対象店のオンライン予約にポイントを付与する「Go To Eat」キャンペーンが、顧客の動きに大きな影響を与えたことが、トレタの調査でわかった。特に、付与されるポイントよりも少ない金額だけを使いポイントとの差額分を儲ける、いわゆる「錬金術」が話題となった第1週は、「1人客」と「客単価1000円台以下」が急伸した。

 飲食店向け 予約/顧客台帳サービス「トレタ」を販売するトレタは、「トレタ」を導入する約1万店の飲食店の情報から、来店人数(予約来店・ウォークイン来店)の前年同月同週比を集計しており、その結果、全体では76.93%と前年比で8割弱まで回復してきており、東京も72.39%にまで戻ってきたことがわかった。

 「Go To Eat」開始後の10月5日週の来店回数別では、1回目利用(新規客)が118.26%と前週に比べて約30ポイント増と大幅に伸びた。客単価もこれまでは下位にあった「1000円台以下」が前週に比べて約40ポイント増の109.40%に急伸した。ただ、10月12日週になると急降下していることから、「錬金術」が話題となったことなどによる影響が見て取れる。

 このほか、10月5日週の「1~2人の利用」が前週に比べて約20ポイント伸び、その後人数が増えるにつれて伸び幅は縮小。「7人以上」では10ポイント以下となり、少人数の利用が増えていることもわかった。キャンペーンを導入している店にとっては今後、新規客をリピーターにつなげる施策が重要となりそうだ。