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LINEアカウントに友だち登録なくても予約情報や来店後アンケート自動送信【トレタ×GMOコマース】

2021年5月13日 3:00 pm

 飲食店にとって「LINE」でクーポンやキャンペーンなどの情報を発信することは有効な集客手段となっているが、友だち登録してもらうことがハードルとなっている。

 飲食店向け予約・顧客台帳サービス「トレタ」を開発・販売するトレタは、GMOインターネットグループのGMOコマースと業務提携し、お客さんのLINEアカウントに予約完了通知などを自動送信する新サービス「トレタ LINE通知連携」を5月13日に開始した。飲食店予約で「LINE」を使ったCRM(顧客管理システム)サービスの提供は国内初(トレタ調べ)だという。

 「トレタ LINE通知連携」は、お客さんがLINEアカウントの設定で「通知メッセージ」をオフにしていなければ、「トレタ」の顧客情報と「LINE」の登録情報を紐づけ、電話・トレタかんたんウェブ予約・グルメサイトなどから受けた予約の完了・変更・リマインド・キャンセル通知を、お客さんのLINEアカウント宛に自動送信できるサービスだ。通常、メッセージを送る際に必要となる「LINE」の友だち登録がなくても配信できる点が特徴となっている。

 予約情報のメッセージにはキャンセル用リンクも貼ってあるので、無断キャンセル防止や手間削減にもつながるという。また、通知メッセージで店の公式アカウントへの友だち登録を促したり、来店後にアンケートやクーポンを配布したりすることで、リピート客獲得にも役立てられる

▲イメージ画面

 利用するには「トレタ」を導入する必要があり、これから導入する場合は月額1万9800円とLINE通知1通につき10円かかる。すでに「トレタ」を導入している店舗はオプション契約で利用できる。

 トレタは、コロナ禍で飲食店がファンや常連客を獲得するためには、お客さんとのコミュニケーション創出が重要であるとして、実店舗やネットショップなど約3万店の集客をサポートしている実績とノウハウを持つGMOコマースと業務提携することを決めた。今回のサービスでは、GMOコマースはシステム開発と導入店舗へのサポートを担当し、トレタは「トレタ」を導入している約1万店での利用拡大に取り組む。

 今後、「トレタ」導入店を中心とした飲食店ネットワークに、GMOコマースの強みを活かした販促サービスを順次提供していく予定。

※「トレタ LINE通知連携」
https://toreta.in/jp/promotion/line-notification/?PR#section-contact